アニメ版オーバーロード3期にて一瞬だけ登場した「餓食狐蟲王」ですが、どんなキャラクターなのか気になりますよね。
ワーカーチーム「フォーサイト」の面々とアインズ達が戦闘したのち、チームの1人「イミーナ」が餓食狐蟲王の巣の材料にされるという描写がありましたが
「巣って何なの?」
「どこにあるの?」
「そもそも餓食狐蟲王って何者?」
など疑問は尽きないと思います。
そもそも書籍版でもほとんど餓食狐蟲王の詳細は明かされていません。
ですので今回は、現在明かされている情報をもとに、元ネタなどを辿ってどんなキャラクターなのか、巣とはいったい何なのか、などの疑問の答えについてお届けしていきたいと思います。
オーバーロード|餓食狐蟲王とは?
餓食狐蟲王(がしょくこちゅうおう)は、ナザリック地下大墳墓の第六階層「蟲毒の大穴」の領域守護者になります。
名前が難しすぎて1発で読めませんよね。
もちろん私も最初読めませんでした。
異形種であることは予想できますが、その中の種族や職業、カルマ値などは明かされていません。
同じく領域守護者の恐怖公と共に「五大最悪の二柱」に名前を連ねていますが、その詳細も明らかになっていません。
ですが名前から想像するに、おそらくは外見最悪として「五大最悪の二柱」に名を連ねているのだと思われます。
強さについてですが、作中では名前が登場するだけですので、実際に戦闘能力があるのか、支援のためのキャラクターなのか、そしてレベルがいくつなのかも詳細は明らかになっていません。
本当に謎しかないですよね。
外見は想像がつきますが、能力や種族、レベルなど不明な部分が多いのでこれからに期待したいところです。
オーバーロード|餓食狐蟲王の「巣」はどこにあるの?
ここまで餓食狐蟲王の概要についてお話していきましたが、まだ気になることはありますよね。
作中ではワーカーチーム「フォーサイト」の2人、ヘラッケンとイミーナが餓食狐蟲王の巣の材料にされるという発言から
「巣とはいったい何のことなの?」
「巣はどこにあるの?」
なんて疑問を持っている方も少なくないと思われます。
結論から言うと巣とは「人の体の中」です。
第六階層の「蟲毒の大穴」の領域守護者であるということから、第六階層のどこかに巣があると想像する方が多いとは思いますが、正しくは人の体の中が巣になります。
後程、元ネタと絡めてお話していきますが、餓食狐蟲王は寄生虫を模しているので、巣の材料にするとは寄生させるということです。
想像するだけで怖気が走りますよね。
体に寄生することで急速に増殖するので、巣の材料にするという言い方だったのです。
アインズがフォーサイトの二人、ヘラッケンとイミーナを倒す際、麻痺の状態異常を付与する魔法を使ったことからやはり生きている人間の体内でなければ増殖はできないとみて良いようですね。
体重が増えたという描写がされていましたが、その正体が寄生され体内で急激な増殖をしたためであることがここでわかります。
聞くだけでかなり気分が悪くなりそうですよね。
寄生すれば必ず人を死に至らしめることができると元ネタでは言われているので、それが一番酷い殺し方であり報復であったのでしょう。
オーバーロード|餓食狐蟲王の元ネタ
餓食狐蟲王の詳細はほとんど明かされていませんが、元ネタを考察することで大まかな外見や生態はわかってきます。
ですのでここでは元ネタを紹介していきます。
餓食狐蟲王という名前から察するに元ネタは、「芽殖孤虫(がしょくこちゅう)」であると思われます。
※くれぐれも「芽殖孤虫」で検索する際はお気を付けください。
かなりグロいので、覚悟を決めてからにしてくださいね。
皆さまが調べなくてもいいように概要はここに記しておきます。
芽殖孤虫とは人体寄生虫、つまり人の体に寄生する虫のことです。
人の体内に入ることで急速に分裂し転移し増殖することで寄生した人間を必ず死に至らしめる虫です。
治療法は確立されておらず、基本寄生虫の対処は手術することで増殖を止めるのですが、幼虫が一体でも残っていればそこから急速に増殖するので手術に意味はないといわれています。
人の体内で成虫になることのできない芽殖孤虫は、最終的な宿主が他にいるとされていますが発見されておらず、成虫が存在していることも発見できていないことから「孤虫」と呼ばれています。
この情報から考えるとやはり餓食狐蟲王も寄生虫であると考えられ、外見最悪であることが考えられますよね。
ということは、餓食狐蟲王というキャラクターが増殖することで、複数いるのかそれとも餓食狐蟲王という名前のリーダーのようなキャラクターがおり、その他の増殖した寄生虫たちは配下のようなものになるのでしょうか。
1つわかればまた疑問が増えていきますね。
まとめ
ここまで餓食狐蟲王(がしょくこちゅうおう)について話してきました。
- 餓食狐蟲王はナザリック地下大墳墓第六階層の「蟲毒の大穴の領域守護者」であるということ。
- 異形種であることは明らかだがその他の職業や属性、カルマ値などはいまだ詳細は明かされていないこと。
- 戦闘能力や魔法などの詳細も一切明かされていないということ。
- 同じく領域守護者の恐怖公とともに「五大最悪の二柱」として名を連ねており、おそらくその中でも外見最悪であること。
- 作中に語られていた巣とは蟲毒の大穴のことではなく人の体の中のことであり、人の体内に寄生することで急速に増殖することができるということ。
- ヘラッケンとイミーナの体重が増えたという描写の正体がこの急速な増殖であるということ。
- 元ネタは「芽食孤虫」という人体寄生虫の1つであり、強大な増殖力で必ず人を殺すことができる寄生虫であること。
- 成虫が存在していないことから「孤虫」と呼ばれており、その設定はおそらく餓食狐蟲王にも引き継がれていること。
以上がここまでお話してきたことのまとめになります。
餓食狐蟲王は、名前以外ほとんどが詳細不明なので元ネタを含めて考察してきましたが、元ネタの画像を見るのはあまりおすすめ出来ません。
かなりのインパクトですので本当に見たいという方は覚悟してご覧になってみてください。
領域守護者のような主要なキャラクターですら詳細不明な部分が多い作品ですが、しっかり元ネタまで含めて考察できると面白いですよね。