今回は、オーバーロードに登場するラナー王女の正体についてです!
ラナー王女って表と裏の顔があって謎が多いですよね。
それに、デミウルゴスとの繋がりも気になるところではないでしょうか。
そこでこの記事では、アニメでは分かりづらかったラナー王女の正体やデミウルゴスとの繋がりを暴いていきます!
オーバーロード|ラナー王女のヤバい正体とは?
可愛いけど怖いラナー王女 pic.twitter.com/cAARau1vTP
— 白黒天使 (@monochro_angel) March 4, 2018
ラナー王女はリ・エスティーゼ王国第三王女です。本名は「ラナー・ティエール・シャルドルン・ヴァイセルフ」。登場当初の年齢は16歳。
「黄金」という二つ名を持つ彼女の外見はとても美しく、母譲りの美貌はその名の通り黄金に輝く長い髪に宝石のように輝く青い瞳が印象的です。
また性格も穏やかであり慈悲深く、そして「天才」と言われるほど頭が良いです。
こうやってみると、まるで非の打ち所がないほど完璧な女性に見えますよね。
ここでは、そんなラナー王女に隠された「ヤバい正体」を紹介していきます。
人間であって人間ではない
これはアニメを見ていても分かりますよね。不気味に微笑むシーンが何度かありましたから…(^^;)
普段のラナー王女はマイペースでおっちょこちょいな可愛い女の子を演じていますが、本当のラナー王女は「人間であって人間ではない」です。
それを知るザナックは、ラナー王女のことを「おぞましい化け物」と表現し、レイブン候も同じ様に思っています。
— せと (@qqxRc1ler38I3fM) July 23, 2020
そして彼らは、ラナー王女の行動について「全て計算されている」「王国の貴族たちを自分の意のまま操っている」と考えています。
実際、その通りで、ラナー王女が発案する政策のほとんどが計算されたもの。
ラナー王女はバカな女のふりをしていますが、実は皆、彼女の手のひらで転がされているのです。彼女自身の欲望のために…。
表面上のラナー王女は、奴隷売買をなくしたり、平民たちの救いとなるような政策を提案したりなど、国民を大切に考えているように見えます。
しかし、ラナー王女からすればそんなことどうでもいいんです。ラナー王女にとって最も大切なのはクライムです。
クライムと結ばれるのであれば、王国が滅びようが、国民が何人亡くなろうが知ったこっちゃありません。それに、平気で国をも裏切ります。
現にラナー王女は、デミウルゴスが指揮するゲヘナ作戦に一枚も二枚も噛んでいました。
作中では、その件についてアダマンタイトの「蒼の薔薇」たちと何食わぬ顔で打ち合わせをしたり、ヤルダバオトの配下に虐殺されている国民たちを心配するシーンがありますが、その裏では………。そう考えると恐ろしいです。
ラナー王女!!! pic.twitter.com/c0xbg9vVCJ
— とーる (@tsukihi307) March 28, 2018
ラナー王女はこのゲヘナで、自分の家族や国民を裏切りましたが、その表情に後悔の色はなかったようです。
そんな彼女についてオーバーロードの書籍では、
人間であって人間ではない。精神の異形種
このように表現されていました。
まさにその通りですね(゚Д゚;)
ただ最初からそんな性格をしていた訳ではなく、ある理由があったのです。
歪んだ性格
ラナー王女には「天才」という才能が故に、ある欠点がありました。それは、
「自分に理解出来る事が他人は何故理解出来ないのか」が分からない
ということ。
天才であるラナー王女の考えていることは、常人からすれば理解不能です。
しかし、そのことが分からないラナー王女は、幼い頃から理解不能な発言をしていました。
その結果、周囲の大人たちからは「おかしな事を言う少女」と思われており、気持ち悪がられていました。
幼い少女からすれば、自分の言っていることが理解してもらえないのはとても辛いことです。
誰からも理解されない…。そんな孤独な環境のなかで育ったラナー王女は、精神的に病んでしまいます。そして、少しずつ性格が歪んでいきました…。
しかし、そんなラナー王女に希望の光を与えたのが「クライム」という存在です。
もし、クライムと出会わなければラナーの性格はもっと歪んでいたことでしょう。
ラナーとクライムの関係
クライムを鎖で繋いで飼いたいラナー。怖すぎる…。 pic.twitter.com/5RkpEIlFSb
— せと (@qqxRc1ler38I3fM) July 24, 2020
「クライムを鎖で繋いで飼いたい…」
ラナー王女のクライムに対する愛情が異常すぎるのは有名な話ですよね。
そもそもなぜ、ラナー王女はこれほどまでにクライムを愛しているのか、2人の関係が気になるところではないでしょうか。
ラナー王女は幼少の頃に街で偶然、瀕死状態になっているクライムを助けました。その時、死にかけのクライムから向けられたその眼差しは、ラナー王女にとって特別な感情を抱かせるものでした。
それは、ラナー王女がこれまでに感じた事のないほどの「嫌悪、驚愕、感動」といった感情です。そして、その感情から「クライムは自分と同じ人間」だということを見出し、孤独だったラナー王女に光が差し込みました。
ラナー王女は裏表のない素敵な人です pic.twitter.com/H3qK5q2s2U
— ☆- (@gilgamesh1225) August 20, 2018
あの時のクライムの瞳が今でもラナー王女の支えとなり、クライムがいるだけでラナー王女の世界は完結しているです。
一方、ラナー王女の助けが無ければ死んでいたであろうクライムは、自分の命を救ってくれた心優しい王女へ絶対なる忠誠を誓いました。
こうして作中でもお馴染みの、飼い主(ラナー)とペット(クライム)のような関係が出来上がりました。
鬼才の持ち主
ラナー王女は「発想、視察、洞察、理解、思考」などの才能が異様に発達しており、大陸全土を見渡しても、その才能に匹敵する人間はいません。まさに「鬼才」の持ち主です。
そんな彼女と同等の才を持つのが、ナザリック最強の知恵者であるアルベドとデミウルゴスだと言われています。
また、ラナー王女には「黄金」という二つ名がありますが、それは外見だけではなく、頭の回転の良さや精神の輝きといった意味も含まれているそうです。
ちなみに、ラナーとアインズの知性は天と地ほどの差があり、オーバーロード12巻の雑感では、王様優秀度1位のラナーに対して、アインズ(鈴木悟)はぶっちぎりの最下位でした。笑
オーバーロード|ラナー王女とデミウルゴスとのヤバい繋がりとは?
ラナーってデミウルゴスと繋がってんのかな
— みかさく (@sakua___) August 6, 2018
ここでは、ラナー王女とデミウルゴスの繋がりについて解説していきます。
- ロ・レンテ城で密会
- ヤルダバオトによる王都襲撃
- リ・エスティーゼ王国殲滅
アニメでは分かりにくかった2人の関係を見ていきましょう!
一部ネタバレもあるのでご注意ください。
ロ・レンテ城で密会
デミウルゴスは、王都で情報収集していたセバスの資料を読んで、前々からラナー王女のことが気になっていました。
そしてアニメ2期の10話で、デミウルゴスがアインズに
「セバスの資料を読んで、一ヶ所行ってみたいところがあるので行ってもいいですか?」
と問い掛け、そして許可をもらい、
デミウルゴスは、ラナー王女の住居である「ロ・レンテ城」へ向かいました。その時のシーンがこちらです。
ロ・レンテ城 pic.twitter.com/lMabf941xO
— せと (@qqxRc1ler38I3fM) July 25, 2020
デミウルゴスの向かっているその先に「ロ・レンテ城」がばっちり映っていますね。
ここでラナー王女とデミウルゴスの極秘の密会が行われ、お互いの利益の為、両者は協力する関係になります。
そしてラナー王女とデミウルゴスは、これから王都で行われる悲惨な計画を企てました。
ヤルダバオトによる王都襲撃(ゲヘナ)
— せと (@qqxRc1ler38I3fM) July 1, 2020
デミウルゴスがヤルダバオトに扮して王都を襲撃した「ゲヘナ作戦」では、
闇組織「八本指」を王都から消し去りたいラナーと、制裁を加えたいナザリック側の利害が一致したことで協力関係が成り立っています。
また計画を遂行する上で、王都の平民たちが大虐殺されることも知っていましが、それも承知でデミウルゴスに協力しています。
ゲヘナ作戦でラナー王女がデミウルゴスに協力した事は、
・八本指についての情報交換や協力関係の構築
・八本指の拠点襲撃に関する時間調整
(「蒼い薔薇」と「ナザリック」、お互いの襲撃時間が被らないように調整)
などなど。
またアニメ2期11話では、
シャドウ・デーモンから八本指に関する報告を受けたデミウルゴスが「八本指の襲撃すべき拠点が一つ増えた」と言っていましたが、その報告の情報源はラナー王女です。
ラナー王女には連絡する手段としてデミウルゴスから「シャドウ・デーモン」が与えられていたそうです。
さらにアニメ2期11話の同じシーンでは、デミウルゴスがエントマにある人物の影を出させ「この人物に害を加えることは禁止だ」と言っていましたが、その人物とは「クライム」のことです。
ラナー王女はこの計画を立てる際、愛するクライムが傷つけられないようデミウルゴスにお願いしていました。
ですので、王都でクライムやブレインたちがシャルティアと遭遇した時に何もされなかったのは、ラナー王女の配慮があったからこそです。
しかしこれだけ完璧な変装だったのによくシャルティアだってわかったな爪切りさん pic.twitter.com/PHydAgBdPS
— かのん04㌠ (@kanon0402) April 3, 2018
ブレインもクライムと一緒だったので運が良かったですね(^^;)
リ・エスティーゼ王国侵略(書籍14巻ネタバレ)
ラナー王女は「ゲヘナ」での功績が認められ、アインズから褒美として「封印された小箱」が贈られました。
この小箱の中には、ラナー王女の願いが叶うとされるアイテムが入っています。
次の計画が成功すれば、小箱の封印が解かれ、ラナー王女の願いが叶うようになっており、その願いが叶った暁には、領域守護者たちと同じ地位が与えられる手筈になっていました。
ラナー王女の願いについては「こちらの記事」をご覧ください。
そして、その次なる計画とは、
魔導王国による王都侵略です。
これにより、王都は壊滅し、国民のほとんどが亡くなりました。
この作戦でラナー王女は一体、何を協力していたのかと言うと、、、
実は、デミウルゴスと出会ってから王都が壊滅するまでの出来事の9割がラナーの発案によるものだったんです。
ラナー王女は最初から自身の願いを叶える前提で、デミウルゴスに協力していたという事です。
そして、全ての役割を見事に果したラナー王女は、晴れてナザリックの一員になりました。
ラナー王女とデミウルゴスが協力関係にある事は何となく分かっていましたが、この事実を知った時はさすがに衝撃を受けました(^^;)
まとめ
今回は、ラナー王女の正体とデミウルゴスとの繋がりについて紹介しました。
ラナー王女の歪んでしまった性格は過去の出来事が原因とは言え、とんでもない方向に向かっていきましたね(^^;)
まぁラナー王女は天才なので、この世界にアインズという化け物が現れた時から、王国が滅びることを先読みしてアインズ側に付いた方が自分の利益になると思っていたのかもしれませんね。
本当に恐ろしい女性です。